なんかいる!? 一方杉

古道同行記(小)

野中の一方杉を見に、継桜王子へGO。

一方杉は一本の巨木だと、勝手に解釈したひろの。

継桜王子神社に着いてみると、

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 あれ? 巨木って、二本ある?

見渡してみると、 

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これも、でかい!

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これも、これも!!

調べてみたら、どの杉も皆、那智山の方向に枝をのばしているから、一方杉と言われたらしい。

とにかく巨木がドスドスとそびえたつ森に、ぼうぜんとしていると、

視線を感じた。

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この左右の木の根元にあいた、洞の中から。

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右の洞より左の洞のが大きい。熊が丸まって眠れそうなくらい。

中は黒い闇。

だけど、何かがこちらをのぞいているような・・・

そう、絵に描くとこんな・・・
一方杉2013412

まあ、もちろん。本当に何かが見えたわけではないんだけど。

その晩、しっかり金縛りにあいましたよ。

ふとんの下から、黒~い手が、私の足を引っぱるのがなぜだかはっきりとわかって。

うわ~! ちょっとまて~!!

と、声をあげようともがいていたら、金縛りがとけたんで、とりあえず寝直したけどね。

 

投稿日:2013年4月17日
カテゴリー:みちとおと取材記
文:ひろのみずえ